こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。
今日の万年筆買取日記のペンは、なんと、螺鈿のモンブラン 149です。
これは、とある、螺鈿職人さんの作です。
ひょんなことから、出会いがあり、実際に作品を見せて頂きました。
仕事柄、螺鈿細工のペンも、ある程度見てきておりますが、
これは、そのどれよりも美しいと断言できる仕上がりです。
(もちろん、ワタシが見てきた範囲にはなりますが、たぶん、普通の方の何倍もの螺鈿のペン見ていると思います)
技術的には、ワタシは詳しくはありませんが、かなり高度な技術を使用されているのではないかと思います。
そのぐらい美しいのです。
モンブラン の149に螺鈿を施されたものが、数少ない(というかこの方以外にやっていないのではないか)という事実も、インパクトのひとつであることは否定しませんが、とにかく表情が豊かなのです。。
螺鈿細工の面積が大きいので、螺鈿特有の見る角度によって変わる表情の変化が大きくて、
ある角度では、落ちついた佇まいを、ある角度では、綺羅びやかにと
表情を美しく変化させてくれます。
落ち着いた大人を醸す表情と、若々しく、初々しさを見せる表情、
女性的な表情、男性的な表情、はたまた中性的な表情
まさに、美を醸すというのは、こういうものなのではないかと思います。
特筆すべきは、貝の模様が途切れなく、表現されていることです。
わかりやすいところは、失礼ながら、赤丸してみました。
たぶん、こういうのは世の中に無いのではないかと思います。
しびれますねぇ。
まだ、世の中に出ていない職人さんですので、もしかしたら、今後、とんでもない値段になってくるかも・・・・
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