モンブランの尻軸螺旋棒

こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。

モンブランのウィークポイントのひとつが尻軸についているピストンを上下させる螺旋棒です。

尻軸を回すと、尻軸に固定されたこの螺旋棒が回ってピストンを上下させます。

もちろん、分解しないと見ることはできませんよ。

よくあるのが、インクを入れたまま放置してしまい、インクを胴軸内で乾燥させてしまい、ピストンが固着してしまうという症状。

そして、あれ尻軸が回らない、もしくは堅い

で、無理に回してしまい、この螺旋棒が折れる、もしくは尻軸から外れてしまうというパターンです。

前にもこんな記事を書きました。これは無理矢理回した訳ではありませんでしたが、それでも、こんなことがある。

この構造を知らなくて、ちょっと固くても無理矢理回してしまう方が結構多いのです。

お買い取り依頼のお客様に回らなかったので、直しましたとお伝えすると、
「えっ、回りましたよ」というご回答を頂くこともありますが・・・
かなりの力で回されたものと推測できます。

よかった、壊れなくて・・・・です。

もちろん、壊れない場合もあります。
ですが、繰り返していることにより、大概、壊れます。

原因は、この2つです。

・インクを入れたまま長期保管してしまう。
・インクは抜いたけど、洗浄が甘いまま保管してしまう。

ピストンの上下だけで洗浄した場合は、インクは洗浄しきれませんから、洗ったつもりでも、ピストン固着は起こります。
もちろん、インクを抜いただけの状態もしかりです。

なので、インクを抜いた後は水を入れて保管しておくほうが良いと私共は考えています。あっもちろん、水はある程度の期間で交換したほうが良いのはもちろんです。

こうしておけば、洗浄残りのインクが固まることはありませんし、中の水に洗浄残りのインクが溶けてきますので、水の入れ替えでまた綺麗になります。

最近の149、146はやっとこの尻軸と螺旋棒の接続の方法が変更されました。

 

 

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