モンブランのピストン機構について。

こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。

モンブランの149と146系の万年筆に使用されている、ピストン機構ですが、
尻軸を回して、ピストンを上下動させて吸引する仕組みになっています。

この尻軸について、螺旋棒がとれてしまう、折れてしまうというトラブルが結構でます。

当社には、新品の状態の149や146が入荷してくることも、もちろん多々あるのですが、新品の状態でも、尻軸の回転が重い物が結構あります。

製造年月からほとんど経過していないものでも、結構ありますね。

この負荷がかかった状態で尻軸を回すと、尻軸とピストンを上下させている螺旋ネジの結合部が過負荷となり、カシメがとれてしまい、尻軸から螺旋棒が外れてしまうことがあります。

もちろん、メンテが悪く、インクが固着した状態でピストンが固くなっている状態で、無理に回しても、この螺旋棒がとれてしまう、折れてしまうという事象は発生します。

メンテが悪くてというのは、自業自得とも言えるのですが、新品状態でも、回転が重い物があるというのは、単に、製造上の品質管理の問題です。
しかも、グリスアップだけの問題。

当社では、尻軸の回転が重い物は、中古はもちろん、新品でも分解して、グリスアップをして、良い状態にして次のユーザーさんにお渡ししています。

本来は、この程度のメンテナンスは、ユーザーさんが簡単にできるようにするべきだと思うのですが、どこのメーカーもそうですが、なかなかそうはなりませんね。

自動車のタイヤ交換より、よほど簡単なことなんですけどね。

 

 

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