こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。
万年筆のニブ形状は、どのメーカーもおよそ似たような形状になっているのですが、メーカーごとにバランスは異なっています。
寸胴型から、エラがしっかり張ったもの、背中が丸かったり、平だったり
エラから、ペンポイントまでの距離など、さらには、同じメーカーでも、もちろんモデルによって違いますし、時代によって形状が違ったりもしています。
私的に、一番美しいと思うのは、やはりモンブランの149のニブです。
エラの張り方、背中の丸まり具合、エラからペンポイントまでの距離と、美しく見せるバランスにできていると思います。
で、ペリカンのM800のニブと比べてみました。
ニブ端から、エラまでの距離
エラから、ニブポイントまでの距離
それぞれを見てみます。
外観の見え方の比較ですので、見える状態の寸法で測定しています。
149 16mm:10.5mm 約1.5:1
M800 14mm:9mm 約1.5:1
双方とも、ほぼ黄金比になってます。
ちなみに、黄金品は、1:1.618です。
エラとニブ端はどうでしょうか。
149 10.5mm:7mm 約1.5:1
M800 8mm:6mm 約1.3:1
149はほぼ黄金比ですが、M800は違います。
また、エラからペンポイントまでのRは149のほうがなだらかなRを描いています。
背中のRも、149のほうがついていて、M800はほぼ背中は平らです。
国産のものも背中が平らなものが多いですね。
数字にしてみたら、なぜ149のニブが一番美しく見えるかがわかってきました。
ただ、ニブの全長は胴軸、ソケットに差し込む量である程度変わってしまいますので
上記結果については、手元の個体を測定した結果ということでご了承ください。
つまり、ばらした時は、黄金比バランスで差し込んであげれば、美しく見えるということになりますね。書き味は、また別の話しです。
あっ、もちろん、どちらが美しいかどうかは、個人の主観ですし、
ペリカンもモンブランもどちらも美しいペンに変わりはありません。
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