こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。
今日の万年筆買取日記のペンは、モンブラン ヘリテイジ 1912です。
1912年にモンブランの前身であるシンプロ フィラー ペン カンパニーが、吸入式万年筆を開発してから100年へのオマージュとして発売された記念モデルです。
繰り出し式のニブに、ピストン吸入を組み合わせた、可動部分が多い!ペンです。
繰り出し式のペンは、モンブランではボエムがラインナップされていますが、そう、ボエムはカートリッジ式です。
繰り出し式の機構を持ちながら、かつ、ピストン吸入式という、もう、なんかこれ、マニア心を存分にくすぐるペンでございます。
キャップと胴軸を結びつけるネジが、キャップの深いところに切られていますので、キャップをつけた状態だと、コンパクトで可愛らしい佇まいなのですが、キャップを外すと立派な長さのペンがでてきます。
機構がふんだんに使われているので、必要十分な重さがあって、それがまた高級感を醸し出します。
そして、なによりも、この柔らかなニブです。
しなやかさが、ほんとに程よく、気持ち良くしなってくれます。
この柔らかさもしっかりと復刻してくれた、モンブランに感謝という感じです。
しかも、三角のハート穴も気が利いているではありませんか。
ニブサイズはボエム(145)サイズなので、少し小さい感はありますが、繰り出し式機構はボエムからの流用でしょうから、致し方無いのかもしれません。
クリップや、キャップトップのモンブランマークの意匠は、現代的なのですが、ミニマル感のある意匠で、ペンをとても美しく仕上げています。
これで、149とほぼ同価格帯ですから、こちらのほうがどうしてもお得感を感じてしまいます。
発売は、2013年の8月で、さすがにもうモンブランブティックでは売り切れているでしょうから(未調査ですが)、こういう状態が非常に良い出物は、大切にしたいところです。
うーん、これは新しいモデルの中では、最近とても気に入った1本です。
ですので、写真もいっぱい載せてみました(^^)
モンブラン万年筆買取.comでは、ヘリテイジ1912などの限定モデルは、もちろんのこと、現行のモデルも、買取させて頂いております。
もちろん、モンブラン、ペリカンをはじめとする海外製から、セーラー、パイロットなどの国産モデルも、原則として、どんなペンでも買取可能です。
ぜひ、お気軽にご用命ください。
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