万年筆用のペンケースについて思うこと。

やっぱり、気に入ったペンを持ち運ぶ際には、キズや破損防止の為に、ペンケースに入れて持ち運びたいものです。

ただ、このペンケースなのですが、どうしても気になることがあります。

それは、クリップを挟んで止めるタイプの場合です。

クリップは、機械的ささむ構造になっている訳ではなくて、クリップの弾性を利用して挟むことができるようになっている物がほとんどです。

そうすると、このクリップの弾性限度を超えてしまうと、いわゆるクリップが開いてしまうという状態になります。

万年筆等の買取のお仕事をさせて頂いていると、けっこうこの状態になったペンにお目にかかることがあります。

あえて名前は上げませんが、メーカーによってなりやすいメーカーというのは存在します。
クリップの余裕強度が少ないということですね。

ペンケースもけっこうな厚さのある革や布などに、クリップを挟んで固定するようになっているものもよくあって、これ大丈夫なの?と思ってしまうことが良くあります。

もちろん、それをわかって、その部分を工夫されてるペンケースも存在します。

それから、ファスナータイプの場合は、ファスナーとペンを抜き差しする方向です。
ペンを抜き差しする方向にファスナーが存在すると、抜き差しを繰り返しているうちに、ほぼ間違いなくファスナーでペンにキズをつけることになります。

少なくとも、これら2つは満たされていないと、正直言ってほんとうに考えて作ってるのかな?と思ってしまいます。

ペリカンのペンケースの場合は、これらふたつは満たされていますね。
ペンポーチタイプは、けっこうタイトにできていてクリップを使わなくてもペンが暴れません。
ファスナータイプもクリップ部分で固定するのではなく胴軸部分で固定で、ファスナーもペンに抜き差し方向とは違う方向になっています。

あとは、用途に合わせて好みのデザインがあれば、良いペンケースになる訳です。

ペンが3本入って、B6のノート、そして名刺類が入る、もちろんペンの保護については、上記のことは最低限で、さらに素材等にも気を使ってある。

そんな、ペンケースを探しております・・・・
ペンケースというか、ステーショナリーケースというのですかね?
自分でつくるしかないか・・・・