万年筆の生活誌展へいってきました。
国立歴史博物館で5/8まで企画展として行われています。
千葉の佐倉までちょとしたドライヴです。駐車場がある博物館っていいなぁです。
様々な国産万年筆が展示されていますが、それももちろん、やはり当時ののぼり旗や、広告、パンフレット、化粧箱などの類が当時を思わせて、はっきりした色使いとノスタルジックなフォントがとても美しく素敵でした。
改めて、当時の国産万年筆を見て思うことは、やっぱり諸外国のコピーから始まったということ。
まんまこれ、Pe****とかPa++++コピーだよねというのを良く感じることができます。
模倣から始まるのは当たり前のことですので、これも時代ということだと思います。
一番衝撃的だったのは、やはり「ろくろ」の動画です。
もう、これはね、ぜひ見て欲しいです。
神業です。いやこちらの字のほうが良い 「神技」
どうしてあれで、芯出しができてしまうのか??
職人さんってやっぱりすごいです。
先の震災で津波にのまれてしまったお手紙の類の展示がありましたが、ブルーブラックインクが使用されていたものは、しっかりと字が残っているのです。
ブルーブラックインクがなくなりつつある昨今なだけに、ぜひ、ブルーブラックインクはつくりつづけて欲しいものだと思いました。
(それの答えが、最近各メーカーからちらほらとでてくる顔料インクなのかもしれませんが・・)
残念だったのは、万年筆が展示されているケース内がとにかく暗い。
万年筆の保護の為ということのようですが、もう少しなんとかならんのかと正直思いました。
それから、蒔絵の展開図はああいうディスプレイではなくて、普通に展示してくれたほうが見やすくてよかったなぁ
多少のことはあれども、素晴らしい万年筆展です。
ぜひ、足をお運びください。