万年筆の洗浄 カートリッジ編

今日の内容には、メーカー保証外となる内容が含まれています。
実際に当内容を行う場合は、あくまで自己責任でなさってください
いかなる結果も当社は一切関知致しません。

こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。

万年筆のメンテナンスとして、一番ポピュラーで、ほぼマスト項目なのが洗浄
です。

これについて、スケルトン万年筆で写真を取ったのと、国産ペンで、比較的
イージーできるので、ちょっと紹介です。

インクを別のものに交換するときはもちろん、インクを変えずとも、定期的に
洗浄して上げることが必要です。

どうやって洗うかというのは、なかなか問題です。

推奨されるものは、カートリッジ式の場合は、

1.首軸部分を流水で流す。
2.水にしばらく浸けておく。
3.メーカー指定の洗浄剤を使う。

というところでしょうか。

これをすることによって、ほとんど大部分を洗浄することができます。
ただ、スケルトンの万年筆を使用してみるとわかるのですが、実はこれだけで
は、どうしても洗浄残りがでてしまいます。

これが洗浄後の状態です。
まず、流水で洗浄、その後、コンバーターをつけて水を出し入れ後、
一晩、水に浸けた後です。

万年筆洗浄-カートリッジ-その1万年筆洗浄-カートリッジ-その2

見た目、ペン芯内は綺麗になっているようですが、首軸とペン先の接合部分の
隙間に入ってしまったインクが落ちきれていません。
インクを吸うときはここに入るのに、洗う時は落ちないんですよねぇ・・・

つまり、メーカー指定の洗浄剤をつかっても落ちないでしょう。薬剤がここに
届かないのですから。

もちろん、ペン芯も見た目きれいになっていそうですが、実際はフィンの隙間
には、インクが残っていると思われます。

これ、このままの状態で、何日水に浸けておいても、落ちないです。ハイ

で、どうするかというと、

分解しちゃいます。

万年筆洗浄-カートリッジ-その2

当たり前ですが、こうするときれいサッパリ洗浄することができます。
ペン芯もこの状態で流水で洗って、水に浸けておいたほうが綺麗になります。
超音波洗浄器や、メーカー指定の洗浄剤を使うのも手でしょう。

俗称古典ブルーブラックインクの場合は、この状態でビタミンC溶液漬け込み
ですね。

これは、パイロットのプレラですが、カートリッジ式のペンの場合は、たいて
の場合、ペン芯とペン先を引っ張れば抜けます。

滑るので、薄いゴム板をつかって、根元を指で挟んで、ひょいっと抜きます。
なにげに簡単なんです。
ペン芯のペン先下がフィン状の場合は、フィンを曲げてしまわないように。

組み立ては逆の手順ではめ込むのですが、国産の場合は、ペン先とペン芯の位
置決めがしっかりしているものが多いですから、ペン先をペン芯の収まるとこ
ろに収めて、首軸に押し込めばOKです。

この時には、水気が残っていないようにしましょう。

そう、水洗いしたあと、なかなか水気が抜けないのですが、分解することで、
この乾かす時間も、かなり短縮できちゃう訳です。

もちろん、メーカーさんは推奨していませんし、失敗して壊しても自己責任な
のは当たり前です。

でもね、思うんですけど・・・・
かなり簡単なことだし、しっかりと洗浄するには必要なので、メーカーさんも
このぐらいの手順は公開したらどうでしょうかね。
もちろん、自己責任でという注釈付きで。

敷居が高いと思ったらやらなければ良いのですから。

こういうのが、さらに効果的になるわけですし・・

8月を迎えて、さらに暑くなった感じです。
暑さに負けず、モンブラン万年筆買取.comでは、筆記具を
じゃんじゃん、高価買取りさせて頂いております。

暑いからと面倒がらずに、ぜひ、お気軽にご用命ください。

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