万年筆のペン先のスリット

こんにちは、モンブラン万年筆買取.comのkiyoです。

万年筆のペン先には、スリットが入っています。
切り割りとも呼ばれますね。

いちおうペン先とペン芯の写真などを

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これは、インクをペン芯から、ペン先の先端に届けるための大切な機構

だてに割れてる訳ではありません。

ここをインクが通って、ペン先先端から紙に伝わるので、実はこのスリットの
間隔というのは、大切なんです。

このスリットの間隔が狭ければ、インクフローは抑えられます。
逆に広ければ、インクフローは潤沢になります。

つまり、同じペン先サイズでも、このスリットの間隔によって、書いた時の太
さが変わってくることがあります。

インクフローと書いた字の太さは必ずしも比例ではありませんが、インクフ
ローが良ければ、太く、濃く、インクフローが悪ければ細く、薄くという傾向
になります。

もちろん、燃費(インクの消費量)もインクフローが良ければ悪くなり、イン
クフローが少なければ、よくなります。
まぁ、当たり前ですが・・・・・

もちろん、あんまり開きすぎると、毛細管現象がおこりませんので
インクがこなくなり、書けなくなります。

で、実はインクによって、粘度が違いますから、ペン先自体が変わっていなく
ても、インクを変えたらフローが変わるということは良くあります。

粘度が低ければ、流れにくいですから、フローは悪くなりますね。

ですから、このスリットの幅を調整することによって、フローをそのインクに
適した状態にする、ということも必要になる場合がありますね。

かなり、マニアックではありますけれど・・・・

多少の力と、ほんのすこしの器用さがあれば、特に難しいことはない、スリッ
ト調整なので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

あっ、なにごとも加減なくやると、壊してしまいますので、そこは自己責任で
お願いします。

こういう楽しみができるのも、万年筆の醍醐味と魅力ですね。

 

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