モンブラン 149の固着したピストン機構

ピストンの動きが渋い状態で入荷した、モンブラン 149

もうこれはね、中古品のお決まり事に近い感じですね。
専用ツールで、尻軸を外します。

外した、ピストンとピストンガイドです。

インクが、がびがびに固着しております。
周りに飛び散っているのは、固着したインクの塊です。

どうやら、ブルーブラックっぽいので、アスコルビン酸溶液に浸けて洗浄します。

この固着したまま、無理に尻軸を回すと
ハイ、そうですね。
尻軸螺旋棒の破損につながるわけです。

ただ、尻軸を外すにも、少しは回さないといけないので、ここは慎重に慎重を重ねての作業です。

結局、これは、ブルーブラックとブルーの両方の固着だったような感じで、アスコルビン酸と水洗いでキレイになりました。

必要な部分には、シリコングリスを塗って組付け。
これで、見違えるようにスルスルとピストンがストレス無く稼働するようになります。